製品の安全性の立証したいなら|フタル酸エステル分析を利用しよう

この分析で何がわかるのか

主要な可逆材を網羅

レディ

フタル酸エステル分析では、対象物に含まれるフタル酸エステルの成分種類やそれぞれの含有量を測定することができます。フタル酸エステル分析でわかる成分としては、次の5種類が有名です。フタル酸ビスは、フタル酸ジオクチルとよばれることもあります。フタル酸エステル分析のレポートでは、一般的な略称であるDEHPと表記されます。DEHPは消防法で第4類危険物第4石油類に指定されており、可逆材としてポリ塩化ビニール製造の際に使用されています。現在のところ、国内で最も使用量の多い可逆材がDEHPです。例えば、電線の被覆や住宅の壁紙や血液バッグの製造にはDEHPが欠かせません。フタル酸ジブチルは、フタル酸エステル分析のレポートでは、DBPと表記される物質です。DBPは独特の匂いがする油状液体で、接着剤や印刷用インク、塗料を製造する際に添加されます。フタル酸ブチルベンジルは、フタル酸エステル分析のレポートではBBPと表記される物質です。BBPとは、可逆性のプラスチック添加剤として、床壁用タイルや塗料用、人造皮革の製造の際に使われています。フタル酸ジイソノニルは、フタル酸エステル分析のレポートでDINPと表記される物質です。DINPは無色透明の液体で、国内で使用されている可逆材の中ではDEHPに次ぎ、2番目に使用量が多くなっています。フタル酸ジイソデシルはDIDPと表記され、耐熱電線や合成レザーの製造に使用されます。フタル酸エステル分析は主に、商品にフタル酸エステルが含まれていないか検査するために利用されています。フタル酸エステルは、体内に入ると影響が出る可能性が指摘されています。そのため、赤ちゃん用の商品やおもちゃでは使用してはいけない決まりとなっています。

個人でできる分析依頼

男性

フタル酸エステルは、主にプラスチックを柔らかくする可塑剤として用いられています。私たちの生活の中にある塩ビ製品の多くがフタル酸エステルを含んでいるのです。その一方で、この物質は環境ホルモンの一種に認定されており、規制の対象ともなっています。子供が使うおもちゃや育児用品には使用することが禁止されています。ただ、子供用品だけを規制の対象にすれば良いかというと、それだけではないようです。フタル酸エステルは、私たちが日常的に使う物の多くに含まれています。衣類や食品の梱包材、壁紙、テーブルクロス、数え上げるときりがありません。その上、化粧品やシャンプーなどにも添加されていることが多いといいます。化粧品やシャンプーの材料名にはフタル酸エステルの文言はありません。香料という文字があるだけです。これが自然材料の香料であれば問題あれませんが、人工の香料であれば、フタル酸エステルである可能性が高いとされています。もし、自社で製造しているが化粧品やシャンプー、ボディーソープなどの原料について詳細が知りたいと考えるのであれば、フタル酸エステル分析がお勧めです。現在は化学薬品の分析を専門に扱う企業も多く、簡易で安価なフタル酸エステル分析の技術が進化しています。そのような会社では、個人から依頼されるフタル酸エステル分析も請け負っています。フタル酸エステル分析を依頼するには、試料サンプルを送付する必要があります。サンプル分析の結果は2週間ほどで送られてきます。ボディーケア製品を安心して使うために、分析を依頼する人は増加する傾向にあります。

依頼するときのコツ

女性たち

フタル酸エステル分析は、赤ちゃん用のおもちゃや育児用品の安全性を担保するために必要なものです。フタル酸エステル分析では、プラスチックやゴム製品など、フタル酸エステルが含まれていると考えられる試料を、専門会社に送り分析してもらいます。フタル酸エステルはX線による分析が難しいため、専門会社に依頼をしないと正しい数値を把握することが出来ないからです。また、フタル酸エステル分析の試料を送るときは、送り方にも注意しましょう。フタル酸エステルは移行性が高いという特徴があります。移行性が高いとは、ほかの物質に移りやすいということです。その特徴から、体内に吸収されやすいということが分かります。なので、試料を送るとき、プラスチックの袋などに包むと、その袋に含まれているフタル酸エステルが試料に移行してしまい、正しい数値が出ないおそれもあります。そのため、紙もしくはアルミホイルなどに包んで送るのがポイントです。また、たいていの会社では到着から一週間で分析してもらえますが、急ぎの場合はその都度、連絡しましょう。試料を送るときの送料が無料のところも多いのですが、試料が大きすぎると送料が発生することもあるのでその点も注意しなければなりません。料金や期間などは会社によって注意点が大きく異なるので、サービスを利用する前に確認しておくのがおすすめです。急ぎなのか、安くすませたいのかによってフタル酸エステル分析を依頼する会社の選び方も異なります。